梅雨になると

来週から6月になります、南の方ではそろそろ梅雨入りするところが出てきますね。梅雨と言えばジメジメとした蒸し暑い雨の日しかイメージが浮かびませんが食品にも良い影響がありません。特に乾燥した食品は湿って傷みが進んでしまうので保存に気をつかいたいですね。みなさんはかつお節をどのようにして保存されていますか?
かつお節は水分が十五パーセントかそれ以下なので、酵母や腐敗細菌が発生する心配はなく、また、かつお節の優良カビのアスペルギルス属のカビにしても、水分の少ない乾燥したところにしかはえないので、その点ではまったく心配いりません。問題なのは一般のカビについてです。温度が二十五~三十度、湿度が八十パーセントを超えると急に繁殖してきます。また、害虫もいて、湿気の多いところを好むので、湿度の高い場所での保存は禁物です。
 一番いいのはきちんとラップしてから冷蔵庫か缶の中に入れておくことです。ただし、冷蔵庫の場合は、扉やその近くだと、特に夏など、扉の開閉によって温度変化を受け、傷む原因となります。なるべく奥にしまいましょう。